Winning is habitual

Team SHIDO カレーなる積み重ねの記録

1年間の振り返り

ここでは約1年間、トレーニングを始めてからツール・ド・おきなわ 市民210kmまでに向けて取り組んだことについて書き残したいと思います。書き残したい理由は整理と来年への計画のためです。

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最初に当該はレース歴4ヶ月、本格的にポジションを出して乗るようになって1年といった「初心者」であります(ロードバイク歴は一応6年ですが)。

(昔はサイズの大きいcaad10に乗っていました)

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2015年10月より単独でトレーニングを始め、2016年7月より現チームに入れていただき、レースを意識した本格的なトレーニングを始めました。

 

そもそもトレーニングを始めた理由は「非日常を味わうため」でした。仕事や様々なことにくたびれた精神は週末に回復する他ありません。週末に引き篭もっても鬱陶しげな感情がフツフツと芽生えていく性格なので、家に居ることはできませんし、恋人とも別れ予定もなくなってしまい暇だったからです。そんな時遠くに出掛け、頭を空っぽにして山中を駆け登る時間は非日常的であり、とても心を軽くしました。そんな事を繰り返しているうちに、競技的思考が生まれ、「より早く、より速く」と思うようになったわけです。

 

ですので、SHIDOに入れていただく前は走りたい場所を走りたいだけ走る形でしたが、入れていただいてからはレースを意識した練習に取り組みました。

 

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具体的には平日のローラー20分走や1時間メニューと週末の練習会170kmのメニューを中心に取り組みました。練習会で追い込み、平日にベースの底上げを行うことで少しずつ峠でのタイムが向上してきました。もともとのベースが弱かっただけに実業団レースでまだ入賞はできませんでしたが、少しずつ順位も上がっていきました。

 

ただ、最終目標の市民210kmで良い結果を出すためには、このままでは足りないと感じたのが9月末頃でした。そこで市民210kmに参戦されている方のブログを漁り、情報を収集しました。特に今大会でも2位になっていた井上さんのブログは1番の参考になり、前大会までのアプローチが記入された記事は何度も読み返しました。

 

そこでわかったことは至極単純、練習ボリュームの違いです。もともと強い人が強度・量の両面において自分よりも圧倒的にトレーニングしていました。隙間時間を見つけてはローラーに乗り、朝早く起きトレーニングに出掛けていることを知り、それに比べて自分はなんて弱いんだと思いました。23時近くに仕事から帰宅する点を差し引いても、まだまだ甘えがあると感じました。

 

そこで平日のローラーを朝晩の2部制にし、1時間は必ずローラーの時間を確保するようにしました。そして週末は400km以上を走ろうと決意。少しでも追いつきたいとボリュームを稼ぎました。そうしているうちに体重は7月時点から5kg減り54kg代まで減少しました。

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そんな中で出場した輪島ロードやジャパンカップでは登りはラクラクだったものの全体的なパワー不足を感じ、思ったような結果が残せませんでした。ここでコンディションの整え方や減量バランスを取る難しさを実感。単純に減らすだけではダメで筋力量を維持しながら練習量で緩やかに減量していく必要性を学んだ瞬間でした。

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そこでジャパンカップ後からは練習量を維持しながら食べる量を増やし、積極的にタンパク質を摂取しました。レース1週間前から練習量を少し落ち着かせた影響もあり体重は57kgまで戻りながらも体脂肪率も家庭用体重計で7%代まで抑えることができました。コンディションはかなり上向き、直前のヤビツ峠でも向かい風の中30分切り目前まで迫ることができました。

 

そして市民210kmを迎えたわけですが、ゲラント・トーマス風に言うと『マリオカートみたいなイカれた動きをした日本人が突っ込んできた』ことで落車し全て終わりました。

 

終わってしまったことなのでもうとやかく言うつもりはないのですが、準備してきたものを出しきれなかったのは非常に残念でした。ただ、それでも手応えは掴めたので必ず来年に繋げていきます。

 

以上1年振り返りというか7月からの4ヶ月間の振り返りでした。短い4ヶ月という期間でしたがそれでも自分の中ではかなり成長することができたので、2017年はもっと飛躍したいところです。楽しみながら頑張っていきます。