Winning is habitual

Team SHIDO カレーなる積み重ねの記録

Rapha Super Cross NOBEYAMA 2017

〜CXerの祭り〜

 

野辺山CXに初めて参戦しました。今年からCXに取り組みはじめた身ですが、はじめた理由の一つとしてこの野辺山CXが挙げられます。実業団の比にならない応援。ビール、屋台、各社のブースの量の多さ。そして、参加者の熱気が生み出す会場の雰囲気の良さ。謂わば祭りのようなこの大会を走ることにはCXerとして特別なことだと思います。

 

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〜レースレポート〜

 

今回はDay1 Day2と両日の参加。両日ともスタートは後方。CXにおいてスタート順位はゴール順位に直結するほど大きな意味を持つのでなかなかいただけないですが、嘆いても順位は上がらないので全力を尽くしました。

 

◆Day 1

 

出走は45名でスタートは最後尾、最終コール。ファーストコーナーで前走者がいきなり落車。明らかに突っ込みすぎで、コーナーで詰まることが予測できてないような転び方。スラット横抜けして回避。

 

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コースは序盤に狭い階段がある。写真のように乗車で抜けられるがそれこそスタートは大渋滞で先頭はどんどん先に進んでいく。焦っても仕方ないので詰まりの解消を待ちますがこれは相当厳しい戦いになるなぁと先を行く集団を見つめていました。

 

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フライオーバーを終えスタート地点に戻ってくると長いロングストレートの舗装路区間へ。ここは主戦場。毎日必死こいてローラーやってる成果が出せる瞬間。多分10人は抜いて30番手までは上がったはず。

 

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そのまま踏み続け、また踏み続け順位を上げる。テクニックなんてたいしたものを持っていない自分はとにかく鍛えたフィジカルで勝負して行くしかない。170cmに満たない自分だって戦えることをアピールしていきたい。

 

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そうこうして周回を重ねるごとに順位を上げて

いくとあっという間に最終ラップの鐘がなる。コース脇の仲間から10位のコール。

これは万事休すかと焦りながらもロングストレートに帰ってくると遠くに5人は見える。

とっさに「あー抜かなきゃ」と思考が切り替わりドロップ握って猛追。歯を食いしばって踏んでストレート終わりで5位集団をなんとかキャッチすることに成功した。

そのあと間髪入れず泥区間で一気に抜かそうと試みるも落車多発。抜きけれずに細かいカーブゾーンに突入。多分7番手。

 

道幅が僅かに広くなる瞬間を狙ってインをつき踏み込んで1人を交わす。まったく差はなし。シケインで5位の後ろにつけるもラストコーナーで7位の選手に被される。

 

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横並びでラストスプリント。

 

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 負けて7位。

 

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優勝者のSAUCE金子選手と比較。ラップタイムはほぼ同タイム。けれども1週目が遅すぎる。スタートの順位が反映されたような結果で落ち込む。それは順位に対しての落胆でもあるのですが、勝負出来たらもっと面白かったのになぁーという落胆です。

 

因みに明日のスタートもうしろ。さぁ、どうリカバリーするか。

 

◆Day 2

 

試走では泥ゾーンが乗車できたが本番ではどうか?とにかくやる気十分。テント前でアップも入念にやった。

 

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スタートは前から7列目、後ろから3列目といったところ。スタートに泣かされた反省を踏まえ今回はなるべく突っ込むことに。

 

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スタートコールと同時に踏む。コーナーはイン側をつき曲がった直後は誰よりも踏む。やはり道幅が狭くなるゾーンで詰まるも昨日より順位は良い。案の定1週終わった段階で仲間から20位のコール。まずまずの入り。

 

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仕掛けるポイントは前日通りロングストレート。ここで抜かして行く。順調に順位を上げるもその後の泥区間が問題だった。明らかに試走時とは違うコンディション。表面が滑るくせに地面はカチカチ。乗車で突っ込をんだがこれがマズかった。

 

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盛大に落車!ランじゃなきゃダメだった!周りも落車が多発していてランニング大会が始まる。

 

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ここでロスったがこれは仕方ない。むしろランなら負けない。サッカーで鍛えたランを見せる時だと走りまくる。実際チームメイトにもランのスピードが周りとは明らかに違ったと言われた。

 

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(謎の担ぎ方再び。チームメイトにイジられる)

 

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パックになったあとは集団を従え前を猛追。後ろはロングストレートで離せる自信があったので一切見なかった。 仲間からの『プッシュ!プッシュ!』の声に呼応しひたすら前へ。

 

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区間も周回を重ねるごとに、ランと乗車を使い分けることができた。入り口はラン。カーブしたあとはすぐ乗車という使い分けでスムーズに走れた。

 

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この写真が4位パック。先頭とは30秒差ほどでラスト1週半ぐらい。「追いつける」と思ったのはこのあたり。しかし、このあとフライオーバー後の段差を乗車で超えられず落車!!やっちまった!7位に落ちる。

 

 

流石に取り返さないかと思ったが諦めずに進む。すると前とのタイム差が詰まってるとのコール。ん?なんだかわかんないけどチャンスか!と集中し直すことができた。(あとあと訊くと2位3位が同じ場所で転んだらしい。ついている)

 

チャンスと分かれば踏むのみ。長い間一緒に走っていたSNEL橋本選手が速いのがわかっていたので、ロングストレートで遠くに見えるSNELのジャージ目掛けて猛追する。

 

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この日1番のアタックの瞬間。前だけ見て踏み込んだ。

 

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ここで勝負したおかげでなんとか橋本選手をキャッチ。前に出ることに成功!ロングストレート途中で4人抜かしたのでこれで3位に浮上した。勢いそのままに泥区間もランで行く。すると2位の選手が見えた。

 

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しかし、よし!と思い踏み込もうとしたら全く進まない。ペダルがめちゃくちゃ重くなっている。はっ!と下を見るとクランク周りに泥が大量に詰まってる。冷静さが欠け、わけもわからずとにかく踏んで泥を弾いたがここで機材が逝ってたらレースは終わってた。CX3戦目。泥詰まりという新しい問題を知った瞬間だった。

 

そうしているうちに2位の選手は遥か先に。悔やまれる瞬間だ。橋本選手との距離も詰まっていて3位争いにシフトせざる負えなくなった。

 

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そのままの順位でシケイン前のコーナーを前で抜けれたのでほぼ勝ちを確信した瞬間前輪がめちゃくちゃ滑って落車。すぐ立ち上がって振り向くとすぐそこに橋本選手。ヤバイ!と急いだ瞬間に橋本選手も同じコーナーで落車。お互いタイヤが泥まみれで溝がなくなった状態だった。正直助かった気持ち。運も味方につけて3位でゴール。なんとか入賞することができた。

 

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リザルト。優勝した松本選手は速かった。そしてやはり1週目のタイムが違いすぎる。これはスタート順位が関係してるものの、もう少しそれ以外の部分でも改善できそう。最終周はこの日最速ラップを記録。脚力以外に問題がありそうだ。改善点はテクニックと状況判断力か。

 

★表彰台

 

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応援してくれたチームメイトと。

落車の汚れをイジられる笑 

 

 

〜C1・CL1の走りに感動〜

 

自分のレース外ではチームメイトが出るC4、CL1、C1を応援しました。やはり上位カテゴリーのCL1とC1の走りは凄かったです。チームからは安藤夫妻が走りましたが、お二人の積極的な走りには勇気をもらえました。

 

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2人のピットにも入ったのですが、声を上げて応援してました。本当にいい走りでした。自分も見てる人を楽しませる走りができるように頑張ります。

 

 

次戦はC2。昇格できるかはスタート順が多いに関係しますが結局は自分次第。ロードのトレーニングをCXにも活かして頑張っていきたいと思います。