Solestar導入
以前より気になっていたSolestarをSHIDOにて購入しました。
Solestarってなんぞや?
っていうのに簡単に答えると
身体的特徴により1人1人違うペダリング動作をシューズ内にて本来あるべき理想的な安定位置である『ニュートラルゼロポジション』に導くことでペダリングの安定化とパワー伝達の最大化を図るというインソールのことです。
なるほど、なんとなく凄そうだ( ^ω^ )
あのゴリラさんや最近勝ちまくってるオリンピックチャンピオンも使っているそう。
そして、今回導入したきっかけは主に2つあります。
1. 右足に入れたスペーサーを除去したかった
2. パワー伝達の最大化に興味あり
3. 人によっては2〜5mm脚が長くなる(らしい)
まず1について説明すると、自分は右足が左足に比べて短い為スペーサー(おそらく2mm)を3枚もかましていました。左右バランスを取る為にどうしても必要だったのです。ただ、安定の代わりに左足に比べ右足のパワー伝達が良くありませんでした。踏んだ時の感覚としても左足に比べてソールに対し若干の違和感がありました。そして今回Solestarを導入することでスペーサーではなくインソールで左右差の安定をとろうと考えたわけです。(Solestarはスペーサーを入れての使用が非推奨されています)
次いで2はスペーサーを入れることで発生するパワー伝達効率の減少を防ぐことにあります。安定化を図りながらパワー伝達が逆に向上するならば願ったり叶ったりです。実際にSolestarを触ってみるとかなり硬く剛性が高いように感じます。少しBONTのシューズっぽさを感じました。(アレほど硬くはないですが)
そして最後の3はにわかには信じられませんが、膝の軸がブレずに平行に踏み下ろされることで実現されるようです。短足勢としては数ミリの世界ですがこの数ミリが大きい意味を持ちます。
さて、とりあえずローラー環境にて使用してみました。(20分272w)
270w付近を終始推移しながら完遂。右足のペダリング動作はスペーサーを抜いても思ったより変わらず安心しました。また、ソールを通してパワーが伝達する感覚は良くなっていましたが、足裏への疲労は少し増したように感じました。コレは今後慣れることで解消するのか、長時間使用した時に違和感が出るのかなど検証したいと思います。
ツール・ド・塩山
4/29 ツール・ド・塩山
距離:220km
獲得標高: 4680m
TSS:520
前日は歓迎会で24:00に帰宅。即就寝して3:45に眠気を堪えなんとか起床。空気圧を少し高めの7.2に設定し出発。自走班はNIGEさん主導で府中四谷橋に5:15集合なので1時間で到着できるように人の少ない多摩サイを淡々とペースで走る。10分前に到着して1番乗り。富永さんのテクニックでかっこよくパシャり。長い1日が始まる。
全体集合場所の十里木まではゆったり多摩サイでサイクリング。
だったのですが、小泉くんに煽られた五日市街道時点で遅刻ペースと発覚。集合時間まであと15分!ということで先頭を320wぐらいで強く牽く。
結果的に時間は大丈夫みたいで良かった。無事に参加メンバーの皆様と合流し富永さんがパシャり!強い人がたくさん集まっており若干の不安を抱えスタート。
奥多摩湖駐車場までの都民の森は和気藹々とチームの皆様と走れることとあり、写真や動画を撮影。途中SFRなんかもいれながら登る。
フルコースと短縮でメンバーがわかれるため、駐車場到着後にもまた富永さんがパシャり。
【フルコース】
都民の森→奥多摩湖→今川峠→柳沢峠→塩山→柳沢峠→奥多摩湖→都民の森
フルコースのメンバーは20人ほど。JPTで走り続ける奈良さんや先日実業団群馬でE1を独走優勝した高橋さんなど強そうな方々がたくさんいたので良い機会だと捉え覚悟して走る。
今川峠(2.8km 9.3% / 11:38)
奥多摩湖のスタートからハイペースだったため、峠の入り口からメンバーが減って行く。あっという間に5人に。最後は更にペースアップし高橋さんとGrimpeur Cyclingの丹野さんと3人に。なんとか先行して峠を通過。この強度がずっと続くのかと思うと先が思いやられる。
柳沢峠(17.4km 4.8% / 52:51)
高橋さんと丹野さんと後続を待っていると単騎で奈良さんが来る。ここから4人ハイペースでローテ開始。先行していた方達を捉えながら淡々と進む。やはり奈良さんが強くて長めに牽いてくださるので、勾配の厳しい箇所はなるべく長めに牽いてバランスを取る。後半になり全体的な勾配が厳しくなり、やがて奈良さんと高橋さんと自分の3人に。ペースも更に上がりかなりキツくなってくるものの、なんとか耐えながらローテを回していく。キツい時間が長く続きようやく頂上が見え、ラスト先頭交代したタイミングで2人の腰があがる。ワンテンポ反応が遅れたため、もがけず3番手でフィニッシュ。もがけなかかったものの正直かなりキツかったので十分でした。
しばらくゆったりしながらチームの皆様を待っていると徐々に集まり始める。ここからは塩山を1度下ってまた登るフルコース組とわらび餅を堪能する組に分かれる。チームからのフルコース組は安藤さん、小泉、自分の3人。時間がないのでサクッとスタート。
とてつもなく長いダウンヒルをこなし塩山まで下る。下っている時点で登りの過酷さを想像してしまう長さだ。15分ぐらい下ってようやく下山完了。ローソンで昼食を兼ねて小休憩しハンガーノックを防ぐ。
柳沢峠塩山側(14.4km 6.5% / 56:59)
安藤さんとともに先行していた奈良さん、高橋さん、丹野さんに追いつく。合流後はローテを回しながら淡々と進む。途中奈良さんにウィンブレ暑くないの?と訊かれる。あ、たしかに暑い。だけど脱ぐ暇ない。我慢しますと応えその時は進んだのですがこれが後で今日の一番のダメージとなる。
中腹辺りまでローテしていると目がチカチカしだし、急に力が入らなくなった。脱水症状だ。ローテから離脱し止まってウィンブレを脱ぎ、ポカリをガブ飲みする。しばらく耐えていると段々力が回復してきた。危ない危ない。あとはマイペースで追走しフィニッシュ。
今回ウィンブレを脱がなかったのもポケットが食料やらオイルやらでいっぱいだったのが大きいかったので、今度から着脱が簡単な軽装備にしよう。持ちすぎも良くない。
あとは、今日きた柳沢峠を奥多摩湖まで下っていく。ある程度下りきり登り返しが発生するとローテ開始。最後は高橋さんと2人になるまで踏みを入れました。高橋さんと少し話しながら待って再び6人で回し始めるとSHIDOの大集団と合流。あとは後ろに付かせていただき、奥多摩湖まで。
駐車場に着くと中畑さんがいらした。明らかに絞れているし順調に仕上がってるのがわかる。早く雛鶴でご一緒したいところ。
そして、帰りの風張峠はSHIDOメンバーだけで行く。自分もいっぱいいっぱいだったのでダラダラ走る。平田さんと終始話しながらでエンジョイ系。途中通り雨に降られましたがダウンヒル時には止んでいたので無事に十里木まで下山。疲労困憊状態だったので安全を考え急遽橋本さんの車に乗せていただき、家まで。橋本さんありがとうございました。
感想
今日思ったのは皆さんコツコツ努力しているということ。毎日少しずつ積み上げてきた努力の時間が見れる走りで、一層身が引き締まる思いでした。そして同時に凄くワクワクしました。チーム練習も増えてきているので、楽しみながら全員で強くなっていけたらどんなに面白いことか。そのためにもまずは自分を甘やかさず、しっかり身体をイジメていければと思います(笑)
いやーそれにしても楽しかったです。主催のFITTE様ありがとうございました。また、参加者の皆様お疲れ様でした。また、是非来年もよろしくお願いします。
(皆様沢山の写真ありがとうございました)
JBCF 東日本ロードクラシック 群馬大会 Day-2
E3 2組目
リザルト 10位
最後の最後で負けてしまった。
トップとは2秒差だったが
実力を出し切ったとは言えない。
最後脚が残っていたのに
うまく勝負に絡めなかった。
気持ちの弱さもあったかもしれない。
(E2.E3-1組目よりも速かったのが唯一の救い?)
ただ、勝てなかったのがなによりの事実。
独走で抜け出せれば勝てたはず。
それができてないので、まだまだ弱い。
強くなるしかないとあらためて感じました。
6月までに自信を持って臨めるよう
1日1日練習を積み重ねていきます。
jcrc 第2戦 群馬CSC
3月の宇都宮ロードの際に勝負勘がなく着に絡めなかったことからレース数を稼ぐべくjcrcに初参戦しました。
まず、jcrcは勝手がわからず、お金を払えば誰でもエントリーできるかと思っていたのですが、SIDなるものが必要なのですね(無知すぎ)。エントリー時点でお騒がせ致しました。。
無事、富永さんNIGEさん中尾さんのサポートあって締切日当日にSIDを発行し滑り込みでエントリー。ありがとうございましたm(__)m
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4/16
朝は4時半に滋野さん木下さんと東京を出発。(木下さんのハプニングもありましたが、ここでは割愛)。試走までには到着。皆様に挨拶し、1週試走してコースレイアウト、斜度、危険箇所を確認。ストレートから左に大きく曲がるコーナー部分が曲がってる最中にもう1段階Rがキツくなっているのが危ないと判断。かもめチャンスで読んで知っていた有名な心臓破りもチェック。アタックするに良さそうな坂ですね。8時には試走終了。
試走後は暇暇暇。暇。なんせ、スタートは13時からなので5時間もある。朝一にあるエンデューロにもダブルエントリーすれば良かった。。ただ、チームの皆様は僕以外午前中スタートだったので午前中は潔く応援&広報班として写真係に徹しました。
EDクラスでバンさんがニコニコ楽しそうに走っているのを見ながら、写真撮影スタート。張り切って撮りはじめましたが、走ってる集団の中からピンポイントで撮影するのはなかなかに難しいですね。ツールで撮影しながらjsports中継を受ける辻啓さんってすげぇんだなって思いました(笑)
そんな感じでだいぶ苦戦していたら、広報班先輩の富永さんからムービーを撮り写真を切り取る技を教えていただき、撮影スキルが向上しました。
そのスキルを活かし木下さんの優勝スプリントを撮影!おめでとうございます(^∇^)
僕も自分の事のように喜んでしまいました(笑)
そして、同時に午後の出番へ気合いが入る。
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12時を回ったあたりから準備を開始し、スタート30分前にはアップを済ませサクッと並ぶ。周りの方々と会話しながらゆったりスタートを待てました。実業団の雰囲気とは違っているなぁ、とか思っていたらあっと言う間にスタート。
ローリングスタート後1名飛び出していく。自分は集団先頭で淡々と回す。大きな差にもならないので積極的には差を詰めず自然と吸収するような展開に持っていく。常に5秒差ぐらい先行させながら2周目で吸収し次の動きに備えました。
この時点で唯一気になっていたのは先頭を牽く選手がいないことでした。なんとなくで走ってるような集団イメージ。選手1人1人を見ても明確な意思を感じられない。なので、まずは1人でペースアップを図ってみる。
すると、誰もついて来ず、先ほど先行してた方と同じように集団は10秒差ぐらいをキープして追ってくる。集団に戻っては5回ぐらいアタックしてみるも、協調してくれる選手は出てきませんでした。
そんなこんなで5周目に突入。『協調してくれないなら1人で行っちゃおう』と「1vs集団」の状況も面白いなと思いリフト坂と心臓破りでアタックし20秒ぐらい離して単独で逃げる。
集団はこの時ばかりはしっかり追ってきて6周目後半で捕まりましたが、練習にはちょうど良かったです。まだ単騎で逃げられるほど独走力がないということがわかったので『FTP向上メニューにも引き続き取り組まないとなぁー』等、吸収された集団で休みながら先のことを考えていました。
結局最後までアタックする選手は出て来ず、勝負は集団スプリントに持ち込まれました。苦手なスプリントでしたが、結果はなんとか5位でフィニッシュ。900wにも満たないしょぼいスプリントでしたが、何とか入賞できたので良かったです。
何度もアタックせず、集団で休んで最後の1周でアタックすれば、きっと勝てたレースでしたが、積極的に牽いて逃げて、楽しんで脚を使えたので、満足感があります。次戦はSAクラスで出れそうなので、そちらでも引き続き頑張りたいと思います。(賞状をよく見ると名前が間違っている(笑))
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帰りの車中では自然と普段のトレーニングの話へ。ローラーやインターバルについてなど自分のトレーニングにも取り入れたい話を聞いたりできました。
もちろん【自転車は楽しんでなんぼ】なのでこれからもトレーニングだけじゃなく、色んなライドをしていきたいです。ただ、トレーニングをすればより速く長く走れるようになり、より遠くまで行けたり行動範囲や選択が広がることで、より自転車を楽しめるようになるので、チームの皆様で強くなりながら楽しんでいきたいですね。取り敢えず僕は神山さんのシドニバリ練の復活を強く信じてます(笑)
SHIDO納会
フィッツ練習会に引き続き夜はSHIDO納会へ。
シクロクロス班のシーズン終了に伴ったものでしたが結局は飲みたいだけの人が集まりました(笑)
終始ワイワイやったのですが、やはり皆さん自転車好き。話は段々とチームの今後について移行していきました。特に有意義だったのは自主練の発足。カツ太郎こと優馬くんの火曜『カツ練』と大久保監督の木曜『監督練』が実施決定に!自分も参加したいですが時間帯が早くちょっと難しそう。ですが、1人1人の意志がチーム全体を動かす形となっているのが嬉しい。チーム全員で楽しんで少しずつ強くなっていけたら最高です。その点安藤さんだけでなく先陣を切って練習の声掛けしてる小泉には頭が下がりますね。後輩ですが(笑)
良い刺激が貰えた夜でした。
自分も頑張ります\\\\٩( 'ω' )و ////
フィッツ練習会
4月2日(日) フィッツ練習会
115km 1568.6mUP TSS309
6:00起床。今日は安藤さんの配意でフィッツ練に小泉と一緒に同行させていただけることになったので、6:45に出発し7:20に多摩水道橋で2人と合流。
8:00には集合場所であるくじら橋のセブンに到着。ゴロゴロと強そうな方々集まってくる。JPTレーサーと練習できるなんて貴重すぎる。ありがてぇ。
先ずは城山までゆったりと。往路はゆっくりで復路はインターバル地獄と伺っていただけあり、束の間の安息を感じながら城山まで。
【城山周回】
今日は5周とのことでキツくなりそうな予感MAX。特に登坂区間がキツくなりそう。ただ、唯一自分が通用するポイントは勾配の厳しい区間なはずなので、登坂はしっかり食らいついていきたいと考えてました。
1周目。まずは様子見で集団内で過ごし、1周回の強度を確認。学連で走ってる立教の北井くんが軽快で強そう。
2週目の登りで前に出たら意外にも後ろと離れたので、もういいや行っちゃえーと単独で先に行ってみることに。すぐ捕まるかと思ったら意外にも誰も来ない。
住宅街の坂の頂上から下を見てもまだ自分1人。あれ、泳がされてる?みたいに状況も確認できないので何と無く不安になる(笑)それでも大事なのはしっかり追い込めたトレーニングができるかどうかだと頭を切り替え、追いつかれないように走ってみるかと。
3周.4周と淡々と走り、ラスト半周ぐらいで後ろから猛追してくる2人組が見え始める。あぁ、やっぱり追いついてくるよねと。凄い勢いで牽いてるのは赤いヘルメに赤いジャージに赤いシューズの人。あぁ、アレは絶対に安藤さんだと即確信。しかも後ろに連れてるのは北井くん。最後の登坂区間では安藤さんに射出された北井くんがカッ飛んできて躱され番手でフィニッシュ。いい具合に追い込めた。
城山湖まで登って記念撮影後は復路でガッツリインターバル開始。いやーキッツイ。これならもっと城山を抑えるべきだったとかも考えてしまいました。いやはや、完全に時既に遅し。なんとか中切れしないよう走る。信号でストップ&ゴーが全部Tabata。ガンガン疲労が溜まっていく。結局、尾根幹の札の辻近くで千切れて終了。いや、そこまで行ったならラスト1kmないし頑張れよって感じなのですが完全に脚が終わってました。ついでに根性もなかった。インターバル弱いなぁ。完全に課題です。
その後は出発したくじら橋のセブンに戻ってきて今日の練習は終了。一緒させていただいたフィッツの皆様ありがとうございました。とても刺激的な練習でした。自分の課題もハッキリしたのでとても有意義でもありました。
セブン出た後はゆったりと帰宅。
帰宅後はチームの納会。
またそれは別記事で。
宇都宮ロードレース
第1回 JBCF 宇都宮ロードレース E3 1組目
6.4×3=19.2km
1日目のクリテリウムは都合が合わず今年から新設された2日目のロードレースから今年の実業団レースの開幕となりました。ローラーでのインターバル走をこのブログでも度々報告していたことからわかるように、当初はクリテリウムの準備をメインに練習してきました。ロードのコースレイアウトも理解していなく、最大斜度16%の鶴カントリークラブ(鶴CC)の激坂を登るのも前日に知ったぐらいでした…(笑)まぁ、これは完全に自分が悪いんですが。でも、登りフィニッシュでもあるのでなかなか自分に合っているのかな?と思っていました。以下レースレポートです。
出走は15:05から。朝7:30頃の到着からは8:30頃に1週試走をしてコースを確認。KOMである鶴CCの坂では2分ほど斜度10%以上が続き、ジャパンカップのコースでもある森林公園を逆周するようなレイアウト。なかなかにタフのレースになりそう。
試走後はE2,E1.Fのレースを観戦し、14時から一回だけ心拍をガッツリ上げてアップ。アップ後、14:20分スタート受付の検車に行くと既に長蛇の列が。いや、この時間で…マジか…!と思いながら並ぶ。スタート40分前で結局最後尾(笑) 仕方ないかと気持ちを切り替えスタートの合図を待つ。
15:05定刻通りスタート。一気に右ラインから上がっていく。勝負所の鶴CCまではほぼ平坦なのでそこまでにある程度前までポジションを移す。登りが始まると集団から6名ほどが飛び出していく展開。僕もここに動きを合わせたかったが、前方が失速しラインを塞がれてしまい、数秒遅れる。先ほどの6名が1週目のKOMをクリアしてから8秒遅れてメイン集団の先頭として通過。KOM後はすぐに下り、アップダウンが続く。ここで集団を捕まえたく何名かで追走したかったものの、後ろを振り返ると5秒ほどメイン集団とも離れている。宙ぶらりな状態。1秒考え、集団で回して追いついたほうが脚を消耗しなくて済むと考え、後ろを待つことに。結果、ここが勝負の分かれ目で、脚を使ってでも1人でブリッジするのが正解だったのですが、この時はわかりませんでした。合流したメイン集団のローテションは全く回らず前方の6人とは15秒差に。何名かで声を掛けましたが20名ほどの小集団はまとまらず。追いつけないまま2週目の登りに突入。
先頭集団は1コーナー先に見えてる状態。この時考えていたのは
「1. 飛び出して、呼応した脚がある少数名と回して先頭集団を捕まえる」
「2. メイン集団でステイ」
の2択でした。先ほど、後ろを待つという言わば消極的な選択をしてしまったのでここは脚を使ってでも積極的な走りをしようと思い立ち、1.を選択。2回も消極的な選択をしたらダメな気がしたので。すると、近くで先頭と20秒差の声がする。これ以上はヤバイと思い、斜度がキツくなる残り300mからダンシングで掛けていくことに。山頂を1週目と同様メイン集団のトップで通過し、そのまま下りも飛ばし追走開始。前がギリギリ見えてきた。これなら追いつけるか?と考え、後ろを振り返るも、後ろはまだ来ていなかった。1週目と全く同じ宙ぶらりな状況になってしまったようだ。1人で行くしかなくなるが脚も結構使っていて正直キツイ。しばらく単独で前を追ってみるものも、追いつくまでにメイン集団に吸収されてしまう。ただ、集団のペースはここでは上がっていたように感じた。集団活性化の要因にはなれたかもしれないが、前へ追いつくために脚を使ってしまったわけで、かなり苦しくなっていたのも事実。うまくいかない。結局2回の宙ぶらり状態でそれぞれ違った決断をしたものの、両方が上手くいなかったという悲劇。此処へんの判断の正確さが勝負勘というものなんだろう。正直まだ自分にはない。だからレース経験を積まなきゃと、苛立ちを覚えながらなぜか冷静な思考をしている自分がいた。
最終周回ではようやくローテが回っていた。辛かったのでありがたかったものの、やはり時既に遅く、最後の登り前には先頭と35秒差。先頭集団つえぇ。ここでもう7位狙いに切り替える。だが、脚はなかなかの疲労感。あぁ、ヤバイなぁと思いつつもやれるところまでやるしかないと腹をくくる。
残り300mから集団後方にいた選手が飛び出していきペースも上がっていく。残り200m付近からもがきが始まり自分もいっぱいいっぱいになりながら何とか付いていくものの、残り100mで脚がガクッと重くなり万事休す。前に3名いた状態から5名ほどに躱されグッタリしながらフィニッシュ。結果15位。。。
できたこと
・冬の間のトレーニングにてベースレベルの向上により千切れることがなかった
・苦手だったインターバルも対応できた
・登りでは集団よりも早いスピードで登れていた
できなかったこと
・勝ち逃げに乗る判断をこなせなかった
・最終周回の登りスプリントで垂れてしまった
・トータルの実力がまだまだ足りなかった
反省
勝負事にタラレバはありませんが、選択肢のミスが2回ありました。1回目のステイと2回目の飛び出しです。ここで違った判断ができていればまた違った結果があったかもしれません。ですが振り返ると、判断した時点でもっと実力があり、絶対に追いつけると自分に自信があれば今回の選択はしなかったように思えます。根本は結局「実力不足」ここに落ち着くんですね。あぁ悔しい。
ただ、2組目の1位よりタイムは早かったこともそうなんですが、苦手だったインターバルへの対応だったり、登りの軽快さなど通用した部分もあり今後のモチベーションの救いになりました。次は来月の群馬が2戦目となりそうです。もしかしたらレース数をこなしたいがために他のレースに参加するかもしれません。いずれにせよ、やることは己の強化なので、継続してトレーニングを続けていきたいと思います。次回は反省点を踏まえトレーニングをどう変化させたらを書けたらいいなぁと思います。
あぁ、もっと頑張ろう。